<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 秦中吟十首 傷宅>
<Format: 格式不明>
<Year: 2011>
<BookName: 白楽天詩選（上）>
<Translator: 川合康三>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 宅（たく）を傷（いた）む>
<BookPage: 220-223>
<UsedPage: 4>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
誰家起甲第，
朱門大道邊。
豐屋中櫛比，
高牆外迴環。
纍纍六七堂，
棟宇相連延。
一堂費百萬，
鬱鬱起青煙。
洞房溫且清，
寒暑不能干。
高堂虛且迥，
坐臥見南山。
繞廊柴藤架，
夾砌紅藥欄。
攀枝摘櫻桃，
帶花移牡丹。
主人此中坐，
十載爲大官。
廚有臭敗肉，
庫有貫朽錢。
誰能將我語，
問爾骨肉間。
豈無窮賤者，
忍不救飢寒。
如何奉一身，
直欲保千年。
不見馬家宅，
今作奉誠園。
<End Poem>
<Translation>
どなたの邸宅だろう、朱塗りの門が大通りに面して立っている。 立派な屋根が櫛のようにびっしり並び、高い垣根が外を取り巻いている。
堂屋は累々と六棟も七棟も連なり、甍が延々と続いている。 一つの堂屋に百万を費やし、青い靄が立ちこめる。
暖かで清々しい寝室には、寒さも暑さも入ってこられない。
高殿はがらんとして見通しよく、座っても臥しても終南山が眺められる。
藤棚が廊下を取り巻き、芍薬の植えこみがみぎりを夾む。
枝をたぐり寄せて桜桃の実を摘み、花を付けたまま牡丹を移しかえる。
主人はこの中心に座して、十年もの間、高官の任にある。
厨房には腐るほどの肉、倉庫には銭さしも朽ちるほどの金。
どうかわたしの言葉を伝えて、あなたのご身内に尋ねる方はいないものか。
貧窮に苦しむ民もいるのだと。飢え寒さに苦しむ人を救わずにおられようかと。
どうして自分の身だけを大事にして、千年の長寿を得たいと切に願うのか。 
かの馬燧の屋敷が目に入らぬか、今や奉誠園になりかわっていることを。
<End Translation>
<Formatted Translation>
どなたの邸宅だろう、
朱塗りの門が大通りに面して立っている。
立派な屋根が櫛のようにびっしり並び、
高い垣根が外を取り巻いている。
堂屋は累々と六棟も七棟も連なり、
甍が延々と続いている。 
一つの堂屋に百万を費やし、
青い靄が立ちこめる。
暖かで清々しい寝室には、
寒さも暑さも入ってこられない。
高殿はがらんとして見通しよく、
座っても臥しても終南山が眺められる。
藤棚が廊下を取り巻き、
芍薬の植えこみがみぎりを夾む。
枝をたぐり寄せて桜桃の実を摘み、
花を付けたまま牡丹を移しかえる。
主人はこの中心に座して、
十年もの間、高官の任にある。
厨房には腐るほどの肉、
倉庫には銭さしも朽ちるほどの金。
どうかわたしの言葉を伝えて、
あなたのご身内に尋ねる方はいないものか。
貧窮に苦しむ民もいるのだと。
飢え寒さに苦しむ人を救わずにおられようかと。
どうして自分の身だけを大事にして、
千年の長寿を得たいと切に願うのか。 
かの馬燧の屋敷が目に入らぬか、
今や奉誠園になりかわっていることを。
<End Formatted Translation>